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ダイエットに効果的な有酸素運動と無酸素運動をご紹介!

ダイエットに効果的な有酸素運動と無酸素運動

ダイエットに関して、こんな風に感じたことがある方はいませんか?

「ダイエットしなきゃ!とは思っているんだけど、、、何から始めればいいか分からない…」

そんな悩みを解決するのが今回の記事で紹介する、有酸素運動と無酸素運動です。

「ゆーさんそうんど―?、むさんそうんどー?」

漢字ばかりでよくわかりませんよね。。

ちなみに、皆さんはダイエットを始めようとした際、どんなダイエット運動を行いますか?

とりあえず30分くらい走ったり、室内で腕立てを永遠にやっていたりしていませんか?

本記事はそういう方々向けに、そもそも有酸素運動や無酸素運動とは?というところから、ダイエット運動を行う上でのポイントを解説しています。

 

本記事を読んで、実際にチャレンジしてくれたらとてもうれしいです。

「いきなりは難しいよ。。」という方は有酸素運動や無酸素運動について少しでも理解していただけますと幸いです。

有酸素運動とは?

そもそも有酸素運動とはどんな運動なんでしょうか?

「有酸素運動なんて言葉聞いたことない!」という方や、

「体育の授業で聞いたことはあるけど、意味は…?」という方がほとんどかなと思います。

 

ここで有酸素運動について以下のように定義しておきます。

有酸素運動とは、からだへの負荷が比較的軽い運動を長時間継続して行うことを指します。
要するに簡単な運動を長時間行うということですね。

「簡単な運動とは?」、「長時間とはどのくらい?」と疑問に思われた方はとても鋭い方です!

簡単な運動とは、具体的にウォーキングやジョギング、サイクリング、水泳などのことを指します。

これらの運動はどれも持久力が必要です。

大前提として私たちはATP(アデノシン三リン酸)という物質をエネルギー源として、運動を行っています。
運動に伴うATPを産生するには大きく2つの経路があり、この供給経路は、運動の種類が持久力を必要とするものか、瞬発力を必要とするものかで変わってきます。

2種類の代謝経路とは、ATPを素早く生成できるATP-CP系や解糖系というものと、エネルギー供給量が大きい有酸素系という代謝経路で分類されます。持久力を伴う運動では、エネルギー供給量が大きい有酸素系の代謝経路が使われるため、運動の前に有酸素という言葉がつくのです。

次に「長時間とは?」に対する回答ですが、運動の種類によります。。

こちらは平均して30分~1時間/1回と思っていただけたら大丈夫です。

では有酸素運動について大まかに理解したところで、有酸素運動の効果を見ていきましょう。

 

有酸素運動の効果

そもそも有酸素運動が必要な理由とは何でしょうか?

先ほど、有酸素運動の定義で”からだへの負荷が比較的軽い運動を長時間継続して行うこと”と説明しましたが、
「からだに負担がかからない運動して何が期待できるの?」と思いますよね。

なんと、負担がかからないウォーキングやサイクリングを長時間続けるだけでダイエット健康に大きな効果をもたらすのです!

まず、ダイエットについてですが、そもそもなぜ太るのでしょうか?

太っている状態というのは、体脂肪が蓄積した状態のことを指します。
ちなみに体重があっても、筋肉量が多い人は太っているとはいわないようです。

体脂肪が蓄積した状態になる最も大きな要因として、食事から得られる摂取エネルギーが運動や基礎代謝で消費できる消費エネルギーを上回ることが挙げられます。

要するに食べ過ぎや運動不足によって太ってしまうのです。
食べ過ぎによって摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ると、体内に残ったエネルギーは体脂肪へと変わり肥満につながります。

食べ過ぎでなくても、運動が不足すれば体内にエネルギーが残り、エネルギー貯蔵→体脂肪→肥満へとつながります。

よって、消費エネルギー>摂取エネルギーの状態にするために有酸素運動が必要になってくるわけです。

続いて、有酸素運動を行う目的の2つ目である健康についてです。

先ほど有酸素運動におけるダイエット効果の中で、体脂肪について触れましたが、体脂肪の中でも、内臓脂肪は健康に様々な悪影響を及ぼします。

内臓脂肪自体からアディポサイトカインという炎症物質が分泌され、
アディポサイトカインの働きにより、高血糖、脂質異常、高血圧、動脈硬化などが発症、進行します。

有酸素運動は体脂肪をエネルギー源として使い燃焼させるため、内臓脂肪も同様に減少させることができます。

内臓脂肪量が減少させることで、アディポサイトカインの分泌も減少するため、
高血糖、脂質異常、高血圧、動脈硬化の予防・改善につながります。

有酸素運動には、様々な生活習慣病の原因を予防・改善する効果があるのです。

管理栄養士・NSCA-CPT(パーソナルトレーナー) 吉澤 航輔コメント

効果的な有酸素運動としては「水泳」が挙げられます。

なぜ水泳なのかというと、中での運動は非常に運動強度が高く、消費エネルギーが多いからです。

クロールを1時間行った場合は、426Kcal消費されます。

バタフライに関しては、1時間通して運動し続けた場合は、1014Kcalものカロリーを消費するのです。

もし「自分は泳げない」という場合でも、水中ウォーキングから水泳を始めるのも良いでしょう。

地上でウォーキングするよりも高い運動効果があるのと同時に、水の中では浮力があるので、関節に負担をかけずに歩き続けることができます。

時間のないあなたは、1日30-60分程度のクロールを習慣づけてみてはいかがでしょうか。

 

無酸素運動とは?

一方、無酸素運動とは、筋肉に強い負荷をかけて比較的短時間で行う運動のことです。

代表的な無酸素運動には、筋トレや短距離走などがあります。

無酸素運動は有酸素運動と違い、瞬発力が必要なので、ATP-CP系や解糖系といった代謝経路でATPを素早く生成します。

 

ATP-CP系とは

ATP-CP系とは、筋肉に蓄えられているクレアチンリン酸という物質が、クレアチンとリン酸に分解されるときのエネルギーを用いて、運動に必要なATP(アデノシン三リン酸)を再合成する代謝方法です。

そもそもATPはごく僅かな量しか筋肉に蓄えられていないため、大きな力を生み出すと筋内のATPはすぐになくなります。

ATPが枯渇して運動できなくなるというのを防ぐために、解糖系や有酸素系と比較して、ATPを素早く生成できるATP-CP系が備わっているというわけです。

 

ただ欠点もあり、約8秒の持続時間しかありません。。

それよりも運動時間が延びた場合、解糖系という代謝経路でATPをまかないます。

 

解糖系とは

筋肉に蓄えられたグリコーゲンがピルビン酸まで分解され、その過程で生じるエネルギーを使ってATPを再合成する代謝方法です。

この経路によっては、30~60秒程度、最大限の筋収縮が可能であると言われています。

 

ダンベル体操やスクワットなど、筋トレに代表される無酸素運動は、有酸素運動に比べて消費カロリーは低いものの、筋肉量を増やし基礎代謝を向上させる効果があり、「痩せやすく太りにくい体」をつくることができます。

管理栄養士・NSCA-CPT(パーソナルトレーナー) 吉澤 航輔コメント

無酸素運動を行うことで、筋肉そのものを強化できたり筋肉量を増やすことができます。
それによりパワーや基礎代謝の向上につながるので無酸素運動は必要です。

無酸素運動は決めた回数の運動を、余力を残さないように全力で取り組むことが大切になってきます。

無酸素運動を繰り返し続けることで筋肉自体の強さが増し、筋力強化や筋肉量増加が望めます。

無酸素運動は運動強度の高いものが多いのでウォーミングアップは必ず入念に行うようにし、ケガの防止に努めましょう。

また、運動後には傷ついた筋肉の回復のためにも、筋肉の材料となるたんぱく質やエネルギー源となる炭水化物をしっかり摂取するように心がけましょう。

 

 

おすすめの有酸素運動

ウォーキング

まず、おすすめの有酸素運動としてウォーキングが挙げられます。

「歩く!?そんなの毎日やってるよ!ダイエットにきくはずない!」と思われる方がいるかもしれませんが、
ウォーキングをおすすめする理由は2つあります。

  1. 体への負担が少ない、とても簡単な運動であるから。
  2. 特別な器具など準備するものがないから。

先ほどウォーキングは誰もが毎日やっている運動だと説明しました。

歩くという行動でみんな知らず知らずのうちに有酸素運動を行っています。
これから説明する、他の有酸素運動よりも体への負担が少なく、運動が苦手な方でも気軽に始められます。
また、特別な器具も必要なければ、お金もかかないため、日常的に行う運動としておすすめです。

 

デメリットは他の有酸素運動と比較して、消費カロリーが少ないことが挙げられます。

ただ、ウォーキングは初めてダイエットをする人には取り組みやすい運動であるため、ぜひ意識的に取り組んでみてはいかがでしょうか。

おすすめのやり方として、例えば散歩がてら30分~1時間歩いてみたり、
歩数計などを用いて、毎日通勤・通学で歩いた時間や消費カロリーをメモすることで、ダイエットを意識したウォーキングをやってみるのもいいですね。

 

水泳

続いては水泳です。

水泳なんてあまり行う機会がないですが、水泳を行うと以下のようなメリットがあるのです。

  1. 有酸素運動だけでなく筋力トレーニングも兼ね備えている
  2. カロリー消費率が高い
  3. 健康向上

水泳は水中で行う運動で浮力を伴うため、体への負担が少ない有酸素運動の1つですが、筋力トレーニングとしても優秀な運動です。

普段の生活では受けることのない、水の抵抗に対して泳ぐため、普段使っていない筋肉を鍛えることができます。
また、筋肉量が増加することで基礎代謝量が増加し、カロリー消費につながります。

おすすめの泳ぎ方は、バタフライです。クロールや平泳ぎと比較して消費カロリーがかなり高いからです。

体重50㎏の方が30分泳ぐとすると、クロールや平泳ぎの消費カロリーが約150kcalであるのに対し、バタフライは約350kcalと2倍以上の消費カロリー量なのです。

他の泳ぎ方と比較して、ダイナミックであるため長時間続けるのは難しいですが、おすすめです。

また、年齢にかかわらず、健康増進・機能改善にもつながります。

1日おきに30分ずつを目安に始めてみましょう。
15分×2セットで間に休憩をはさみ行うこともよいでしょう。

慣れてきたら、30分~60分に伸ばし、運動頻度もあげてみてください。できるだけ間隔を空けず、定期的につづけることが効果的です。

 

ジョギング

ジョギングも代表的な有酸素運動です。

「ただ走り続けるだけでしょ…」と思われた方々!
実は走ると言ってもランニングとジョギングは異なるのです。
仮にランニングの方を行ってしまうと、それはもしかすると有酸素運動ではない可能性があります。

ランニングは有酸素運動を目的とした運動ではなく、マラソンや長距離走など競技に向けたトレーニングです。

一方、ジョギングはランニングと比較してゆっくりと走る運動であるため、負荷を与えず脂肪燃焼効果や基礎体力アップへつなげることができます。

 

ジョギングを行うポイントは無理のないペースを維持することです。

具体的に、無理のないペースとは20分~30分程度、汗ばむ程度のペースで走り続けることです。

ペースに余裕を感じてきたら、体力向上に合わせて少しずつステップアップしていきましょう。
無理して走ると、けがの原因や精神的にストレスに感じてしまう恐れがあります。

また、走った後はしっかり栄養と休養をとるようにしましょう。

走ることで筋線維は傷つきますが、栄養や休養をしっかりとることで、以前よりも強く、太い筋肉が修復されます。

これを「超回復」といい、修復には大体48~72時間かかることから、ジョギングは3~4日に1回程度が良い、といわれています。

 

サイクリング

サイクリングは、自転車を使った運動です。

オススメしたい理由は2点です!

  1. 運動嫌いなんだけど、カロリー消費したい…」という方にぴったり
  2. ジョギングよりカロリー消費量が上で、なおかつジョギングより体力が必要ない

まずカロリーを消費量ですが、体重50㎏の方がサイクリングを1時間行った場合のカロリー消費量は約500kcalもあり、
ジョギング1時間行ったときよりもカロリー消費量は上です。

ジョギングを1時間続けるのは、はっきり言って難しいです。体力に自信がない方や運動嫌いの方はなおさらです…

そんな方へ、自転車に乗った運動であるサイクリングを1時間続けるのはジョギングに比べれば比較的楽なのではないでしょうか。

 

また、サイクリングは主に脚を使うダイエット運動であるため、
ももやふくらはぎ辺りのダイエットを考えている方や健康的ですっきりした脚を目指したい方にはぴったりです。

 

縄跳び

最後に紹介する有酸素運動は縄跳びです。

最後にやったのは恐らく小学生のころくらいなのではないでしょうか。

色々な飛び方もあったはずですが、忘れている方も多いかなと思います。

縄跳びは短期間で体脂肪を落とす効果が期待できる有酸素運動として、注目を集めています。
また、飛ぶ動作は多くの筋肉を使用するため、全身運動としても優れています。

 

縄跳びを行うメリットは3つあります。

  1. 脂肪燃焼効果が高い
  2. 運動前の準備運動として最適
  3. 持久力強化などの健康増進効果

 

まずは何といっても脂肪燃焼効果が高いです。

他の有酸素運動と比較して、最も消費カロリー効率が高いと言っても過言ではありません。

50㎏の方が30分間縄跳びを行うと約400kcalものカロリーを消費できます。
これは、水泳だと200~300kcalで、ジョギングでも200kcalほどであるため、2倍近くのカロリーを消費できるということなのです。

ただし、多くの筋肉を使うほどの運動強度で負荷をかけやすいので、無理はしないようにしましょう。
あまり高く飛びすぎたり、長時間行うと、膝や腰を痛める原因になります。

また、縄跳びは運動前のウォーミングアップとして優秀です。

全身の筋肉をほぐして、体を温めてくれるので、運動前のウォーミングアップとして取り入れてみましょう。

最後に持久力強化などによる健康増進効果についてですが、これはどの有酸素運動でも言えることです。ただ、縄跳びは先ほども挙げたように消費カロリーがとても高い有酸素運動であるため、その分、更なる健康効果も期待できるというわけです。

 

「でも、大人になってから外で行うのは恥ずかしいよ…」という方のために!

エア縄跳びについて紹介します。

エア縄跳びとは言葉の通り、縄を持たずに縄跳びの動作を行うことです。

メリットは2点あります。

  1. 室内で、道具なしで行うことができる
  2. 縄跳びと同じくらいのカロリーを消費できる

エア縄跳びは室内で行うことができるため、外で縄跳びを行うのが恥ずかしい方や、雨の日に外で縄跳びを行えない方に最適です。また道具なしで縄跳びと同じくらいのカロリーを消費できるので一度試してみてはいかがでしょうか?

 

代表的な有酸素運動を5つ紹介しましたが、他にもダンスやヨガといったものも有酸素運動に含まれます。この2つは自宅で行うことができる運動で、人に見られたくないという方や運動が苦手という方はこういうところから始めてみてはいかがでしょうか。

おすすめの無酸素運動

シット・アップ(お腹に効く筋トレ)

筋トレといえばこれですよね。

シット・アップは腹直筋を鍛えることによって、お腹全体の引き締め効果が期待できます。

ただ、実はお腹周りだけでなく腸腰筋(インナーマッスル)や太もも前面の大腿直筋など、多くの筋肉が同時に鍛えられることによって、基礎代謝を上げ、太りにくい体をつくることが期待できます。

 

シット・アップのやり方

  1. 仰向けの状態になり、膝を立てましょう。※両手は頭の後ろです。
  2. おへそを覗き込むように上体を起こしましょう。※床からの角度が垂直になるまで起こしましょう。
  3. 上体が床に対して垂直になるまで起こしたら、今度はゆっくりと上体を下ろし、元の体勢に戻りましょう。
  4. 2番と3番を繰り返します。

スクワット(太ももに効く筋トレ)

次はキングオブエクササイズと言われるスクワットについてです。

スクワットがキングオブエクササイズと言われる所以は太ももだけでなく、全身の筋肉群を総合的に鍛えることができる筋トレだからです。

 

スクワットのやり方

  1. 脚を肩幅くらいに広げ、爪先がやや外向きになるように立ちます。※膝は爪先と同じ方向になるように立ちましょう。
  2. 椅子に座るようなイメージで、お尻を後ろへ引きながらゆっくりと膝を曲げて腰を落としていきます。※このとき腹部に力を入れ、背中が丸くなったり、反ったりしないように気を付けましょう。
  3. 膝の角度が90度になるまで曲げたら、ゆっくりと元の姿勢に戻ります。
  4. 2番と3番を繰り返します。

 

太もも全体やお尻など下半身を満遍なく強化できるほか、腹筋や背筋もある程度強化することができます。

バックエクステンション(背中に効く筋トレ)

バックエクステンションは背中を引き締めたい方におすすめです。脊柱起立筋が鍛えられることによって、背筋がスッと伸びて姿勢が良くなる効果が期待できます。

 

バックエクステンションのやり方

  1. うつ伏せの姿勢を取り、頭の後ろで組みましょう。※両手を前か横に伸ばしても構いません
  2. 息を吐きながら、ゆっくりと背中を反らして顎を上げます。
  3. 息を吸いながら、背中の筋肉をしっかりと収縮させ、ゆっくりと元に戻ります。
  4. 2番と3番を繰り返します。

 

プッシュアップ(胸に効く筋トレ)

プッシュアップは、よく耳にする腕立て伏せのことです。

大胸筋を鍛えることができるため、バストアップやバストが垂れるのを予防する効果があります。また、上腕三頭筋が鍛えられることによって二の腕が引き締まり、二の腕のたるみを解消することができます。姿勢維持のために体幹のインナーマッスルである腹横筋も鍛えることができます。

 

プッシュアップのやり方

  1. うつ伏せの状態になり、両方の手のひらとつま先を床に付け、頭・肩・腰・膝が一直線になるように姿勢を整えましょう。※手は肩幅よりもやや広い位置で、肘は手の真上に来るようにしましょう。
  2. まっすぐな姿勢をキープしながら脇を締めて肘を曲げ、体を床につくぎりぎりまでゆっくり下ろしましょう。
  3. 床を押して肘を伸ばし、体を持ち上げましょう。
  4. 繰り返し

 

 

他にオススメなのが「ヒップリフト」です。ヒップリフトではお尻の筋肉を鍛えられるので、お尻のラインが気になる人、ヒップアップを目指す人にオススメです。

 1.仰向けの姿勢で両脚を腰幅に開き、膝を90度に曲げます。両腕はリラックスして床につけます。

2.足裏全体を使って、肩から膝までが一直線になるようお尻を上げます。

3.膝が閉じたり開いたりしないよう意識しながら、お尻をゆっくり下げます。

4.床ギリギリまで下ろし、1~3を15回繰り返しましょう。

1セット15回を3セット目安に行いましょう。お尻の筋肉は体の中でも大きい筋肉なので、基礎代謝アップが期待できます。ぜひ挑戦してみてください。

 

 

筋トレは男性・女性関係なく、決して楽ではないダイエット運動です。

ただ、人目につかない、家で行うことができる利点もあります。

最近アプリやYouTubeで筋トレのやり方などを解説したコンテンツがたくさんあるため、使ってみるのもいいですね。

まずは一週間、無理せずにやってみましょう。

 

管理栄養士・NSCA-CPT(パーソナルトレーナー) 吉澤 航輔コメント

無酸素運動は有酸素運動と比較すると、負荷の高いものが多いのが特徴です。

ですので、ご自身の体力レベルに合わせた種目、負荷、回数、セット数で行うように心がけましょう。

また負荷が高いこともあるので、有酸素運動ほど長時間行う必要はありません。短めの時間に絞って、サクッと取り組んでみてください。

それでも中々続けられないといった方は、ぜひパーソナルジムに通うことをオススメします。

パーソナルジムでは専属のトレーナーが、1人1人に合わせたメニューで指導してくれます。
また様々なトレーニング器具が揃っているので、より効率的にトレーニングに取り組むことができます。モチベーションを高められるのでとてもオススメです。

 

 

運動の効果を高めるポイント

運動は順番が肝心

効率よく痩せたいと思うのであれば、運動の順番にこだわる必要があります。

本記事では有酸素運動と無酸素運動について説明し、どちらか片方だけ取り組むのではなく、バランスよく取り組む重要性を説明しました。

ただ、”バランスよく”という部分がよくわからないですよね。
ここの部分を具体的に説明すると、有酸素運動と無酸素運動には取り組む順番のことを指しています。

同じ日に有酸素運動と無酸素運動をする場合は、筋トレなどの無酸素運動を先にしてから、ランニングなどの有酸素運動を行うようにしましょう。

ランニング後に筋トレをしてしまうと、エネルギー源が不足しているため、その状態のまま筋トレをしても効率よく筋肉をつけることができないからです。

筋トレなどの無酸素運動を先にすることによって質を高めることができ、筋肉も効率よくつけることができるようになります。

また、脂肪を落とす意味でも有酸素運動を後にもってくるのは効果的です。

筋トレなどの無酸素運動により、糖や筋肉のグリコーゲンが少なくなっているので、その後、ランニングなどの有酸素運動を行うことにより、脂肪酸や体脂肪がエネルギーとして働くようになるため脂肪の燃焼効率が上がるためです。

 

有酸素運動と無酸素運動はバランスよく取り組む

有酸素運動には筋肉に大きな負荷を与える部分が少ないため、有酸素運動ばかりだと筋力は落ちやすくなります。

長時間、有酸素運動を行うと、エネルギー源の糖質が不足し、今度は脂質からエネルギーを生み出します。

このとき筋肉にあるアミノ酸も消費され、筋肉まで分解されてしまうのです。筋肉量が減少すると、基礎代謝が低下するため、カロリーの消費量の減少につながります。カロリー消費量が減少すると瘦せにくい体になってしまいます。

適度に筋力トレーニングなどの無酸素運動を取り入れて、筋肉を維持するようにしましょう。

筋肉量が多い方は長い距離を定期的に走ることは避け、仮に走ってしまった場合は無酸素運動の筋トレなどでカバーすることで基礎代謝が減らないようにしましょう。

 

運動は午前中に行うが吉

運動っていつ行うのがベストなんでしょうか?

朝派と夜派で分かれること多いですよね。

本記事では朝行うことをおすすめします。理由は以下5点です。

  1. 食欲を抑える効果がある
  2. 気分の高揚
  3. 快眠効果
  4. 生活習慣改善

まず食欲を抑える点についてですが、運動後のホルモン増減による仕組みが関係しています。食欲を増進させるグレリンが減り、食欲を抑制するペプチドYYが急増することにより食欲があまりわかない仕組みになっているようです。

食欲が抑えられると無駄な摂取を避けることにもつながります。

※生理学専門誌『AJP Regulatory Integrative and Comparative Physiology』に掲載された2008年の論文

気分の高揚についてですが、こちらも運動後のホルモンが関係しています。ドーパミンやノルエピネフリン、セロトニン、エンドルフィンなどの気分を高揚させてくれる神経伝達物質が脳内で放出され、幸福感が促進されると考えられています。

朝に運動を行うことで、生産的な1日を過ごすための気分や精神状態が整えられるのはいいことですね。

次に快眠効果についてです。

夜間にトレーニングを行うと、心拍数を上げる、体温を上げる、脳を覚醒させるなどといったことが原因で眠られなくなります。

せっかくダイエットをしようと運動を行ったのに、逆に体を壊す原因になると本末転倒ですよね。

アパラチア州立大学の研究によると、午前7時に運動を行った人は午後から夕方の時間にジムで汗を流した人よりも速やかに入眠でき、深い睡眠を得られるという結果が出ています。

最後に生活習慣の改善についてですが、今までお伝えしたメリットを鑑みて毎日決まった時間に運動を行うようになると、
決まった時間に睡眠や食事ができるようになるため習慣化されることにつながります。

 

1つの運動を長時間行うよりも複数の運動を短時間で何回も

運動を行う際、1つの運動を長時間行うこと多いですよね。

確かに長時間行うことでカロリー消費量は多くなるので、やらないよりはましです。
ただ、もっと効率よくカロリー消費できる方法があるのです。

それは、複数の運動を短時間で何回も行うことです。

例えば、ランニングを60分ほど行うとします。
大抵の方は60分行うだけで1日の運動は完了です。なぜなら長い時間やっている上に、多くの体力を消費しているからです。

大体これくらいの運動で400kcal消費されます。

一方、同じ消費時間でも運動メニューがランニング20分、サイクリング10分、縄跳び30分だとすると消費カロリーは650kcal~700kcalまで達します。

もちろん運動メニューによっては長時間でも消費カロリーを増やすことはできますが、複数の運動を行うのは疲れにくくする、色んな部位を鍛えられるといった利点もあるのです。

 

他にも「飲み物を飲んで水分補給をしっかり行う」「プロテインの併用」、そして「運動後のストレッチをしっかり行う」など運動の効果を高めるポイントはたくさんあります。

最初からどれも気を付けて行うのは難しいので、自分の体と相談して少しずつ試してみましょう。

まとめ

本記事を読んでみてどうでしたか?

有酸素運動や無酸素運動について理解を深められたでしょうか。

 

いきなり激しい運動を行うのは、とても大変な上に体を壊す危険性もありますので、

少しずつ行うことをおすすめします。

 

また運動だけ行うのは、大変危険なので食事もしっかり摂りましょう。

 

監修者一覧

吉澤 航輔

  • 管理栄養士とNSCA-CPT(パーソナルトレーナー)の資格を持つ
  • 営業マンとして働きながら、独学でパーソナルトレーナーの資格を取得
  • トレーナー×管理栄養士のノウハウを活かし、トレーニング指導や食事指導を行う
  • Instagram:https://www.instagram.com/a.kosuke0701/