監修者 : JATI-ATI認定トレーナー 首藤陸
パーソナルトレーナーはスポーツ選手などに付いているトレーナー、というイメージがありました。しかし、健康志向や理想の体づくりへの意識が高まっている近年では、一人ひとりに合わせたプログラムを指導できる専門職として注目されています。
この記事では、JATI-ATI認定トレーナー 首藤陸 監修の基、パーソナルトレーナーとは何か、主な仕事内容について詳しく紹介していきます。
またパーソナルトレーナーの資格には何があるのか、給料の目安などについても説明しますので参考にしてください。
「みんなのパーソナルトレーニング」では、NSCA認定トレーナー(NESTA-PFT、NSCA-CPT)や管理栄養士の監修の基、情報提供を行っております。
パーソナルトレーナーとは?
パーソナルトレーナーは、ユーザーと1対1でトレーニングや栄養管理に関する指導を行う職種です。自分の理想とするトレーニングやボディメイクなどを指導してくれる専門職と言えます。
従来では、パーソナルトレーナーと言えばスポーツ界やモデル、俳優などが主な利用ユーザーという場合が多くありました。
しかし、マスメディアで取り上げられるなど注目が高まるにつれて、次第に一般の人もパーソナルトレーナーにトレーニングなどの指導を依頼することが増えています。
その背景には健康への関心の高まりや、さまざまなボディコンテストの開催によるパーソナルトレーナーへのニーズの拡大などがあります。市場規模が広がるにつれて、パーソナルトレーナーの価値も上昇してきました。
パーソナルトレーナーになるための心得
利用ユーザーに対し、健康や体づくりを提案・指導するのがパーソナルトレーナーの役割です。
トレーナー自身も健康でなければ説得力に欠けるため、指導してもクライアントはすぐには納得できません。身に付けた知識や技術を示すには、トレーナー自らが日々実行し健康や体型維持に有効であることを証明すると説得力が高まります。利用ユーザーに体型維持や理想の体型を目指すためのトレーニングや栄養指導をしているのに、トレーナーが明らかに標準体重を超えているようでは信頼されにくいでしょう。
また、日々更新される科学的なデータをもとに最新の知識を吸収する努力もパーソナルトレーナーになるための心得です。
パーソナルトレーナーにトレーニングを依頼するような意識の高いユーザーなら、インターネットなどから最新の情報を得ている可能性もあります。健康に関する最新の情報量が少ないようでは、信頼されるパーソナルトレーナーにはなれないでしょう。
JATI-ATI認定トレーナー 首藤陸 コメント
僕がパーソナルトレーナーとして気をつけていることは「簡単な言葉を用いて解説する」ということです。
解剖学や栄養学など勉強をすればするほど、お客様に話したくなります。
しかし、お客様は難しい話に興味なんてありません。「痩せればなんでも良い」このように考えている方が多いです。例えば、トレーニング指導の際、
「ダンベルフライは、胸を張るように行い、肩が前に出ないようにしましょう」
という場合と
「ダンベルフライは、大胸筋を張り、肩が前方に出ないようにしましょう」
この場合、前者の方がわかりやすく、トレーニング中も頭がこんがらないですよね。
難しい話をしてしまうと、つまらなくなってしまい辞めてしまう可能性もあります。
トレーニングを楽しんでもらうためにも難しい話を「どれだけ簡単に解説するか」ということが重要です。
パーソナルトレーナーの資格は?
パーソナルトレーナーになるための定められた資格はありませんが、健康やトレーニングに関するさまざまな資格を取得し専門性を高めておくことが必要です。
ジムに所属する場合には、指定された資格を取得するよう求められてこともあります。選ばれるパーソナルトレーナーになり、実績を積み重ねていくためにも資格取得のための学びは大切なポイントと言えます。
ここでは、数ある資格のなかから健康運動指導士や健康運動実践指導士、PFT公認資格、NSCA-CPT、CSCSについて説明していきますので参考にしてください。
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・信頼度が増す
・大手ジムで働くことができるパーソナルトレーナーの資格を取ることで上記のようなメリットがあります。
パーソナルトレーナーの方で「資格はいらない」と考える方も多くいらっしゃると思います。
しかし、資格があることで収入の幅を増やせるので、取得することがおすすめです。資格を持っていなければ、大手フィットネスジムでパーソナルトレーナーとして働くことができません。
大手フィットネスジムでパーソナルトレーナーとして活動することで、トレーニングに興味のある顧客に対して、チラシや営業を行うことができるため、契約率が非常に高いです。
なので、稼げる手段を増やすためにも資格取得はおすすめです。
健康運動指導士
健康運動指導士は「公益財団法人健康・体力づくり事業財団」が主催、実施している資格です。
1988年に国から認可された、国民が安全で効果的な運動を行うための養成事業のなかで健康運動指導士の資格が設けられました。国が推進する予防医学や生涯に渡り健康に過ごすという目標に沿って、フィットネスクラブや病院などの運動プログラムを作成・指導するものです。より質の高い人材育成のために、2007年にはカリキュラムの見直しが行われました。
健康運動指導士の資格を取得するには、養成講習会を受講する方法と、養成校の養成講座を修了後に認定試験を受験し合格する方法があり、合格後は5年ごとに登録を更新します。いずれの場合も「公益財団法人健康・体力づくり事業財団」が実施していますので、資格取得を目指す場合は問い合わせることが必要です。
健康運動実践指導者
健康運動実践指導者も「公益財団法人健康・体力づくり事業財団」が主催・実施する資格で、第2次国民健康づくり運動(アクティブ80ヘルスプラン)の趣旨を汲むものです。
健康運動指導士と共に国民の健康を推進する指導者として養成されています。健康運動指導士が生活習慣病などへの対応を重視しているのに対し、健康運動実践指導者に求められているのは、自らが見本を示す実技能力や集団への運動指導ができる技術です。また、子どもの発達段階に応じた運動指導にも対応できる専門家の養成を目指しています。
健康運動実践指導者の資格取得についても、講習会を受講する方法と、認定試験に合格し健康運動実践指導者台帳に登録する方法があります。合格後は5年ごとの登録更新が必要です。
日本トレーニング指導者協会(JATI)
日本トレーニング指導協会(JATI)は、2006年に設立された、特定非営利活動法人日本トレーニング指導者協会が運営している協会です。JATI認定のトレーニング指導者の養成や、認定資格(JATI-ATI)を取得するための講習を行っています。
JATI-ATI認定トレーナー 首藤陸 コメント
JATIを取得することで、栄養学や心理学、解剖学などトレーニング指導をする上で必要最低限の知識を得ることができます。
JATIを取ることも重要ですが、資格取得までの過程での勉強が非常にためになります。
どんな人でも、最初の頃は、トレーナーに必要な知識は一切ありません。
JATIの取得に向けて勉強を行うことで、基礎的な知識を得ることにつながり、トレーナーとして活動する際にも役立ちます。
PFT公認
PFT(パーソナルフィットネストレーナー)は、全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会(NESTA)が主催する資格です。
NESTAは1992年からトレーナーなどの人材教育を行い、多数のパーソナルトレーナーを育成してきました。パーソナルフィットネストレーナープログラムには、パーソナルトレーナーとしての高い技術や蓄積されたノウハウが網羅されています。国際的な知名度の高い資格なので、フィットネスクラブなど求人への応募の際には有利になる可能性が高くなるでしょう。
認定試験を受験するためには実務経験など多くの要件があります。要件を満たせない場合は、事前に講習を受講しなければなりません。資格取得後は4年に1回の更新のために講座を受講して単位を得る必要があります。
NSCA-CPT(NSCA認定パーソナルトレーナー)
NSCA-CPTは、特定非営利活動法人NSCAジャパン(日本ストレングス&コンディショニング協会)が主催、実施しています。
1995年からNSCAの日本支部であるNSCAジャパンが日本語での受験を開始しました。NSCAはアメリカの認定資格で、全世界に多くの認定者が存在しています。NSCA-CPTは、全米資格認定委員会(NCCA)から承認されている国際的にも信頼性の高い認定資格です。
NSCA-CPTにはトレーニングの知識や技術だけでなく、解剖生理学などの医学や栄養学などの専門的なスキル、トレーニングの指導技術が求められます。また、アスリートのようなプロフェッショナル以外にも、幅広い年齢や経験の層に対する指導技術を持つ人材に対して認定が行われます。資格取得後は講習を受講し、一定の期間内に必要な単位を取得しなければなりません。
CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)
NSCAジャパンでは、CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)の認定試験を1985年に開始しました。
1993年からは全米資格認定委員会(NCCA)の承認を受けています。NSCA-CPTと同様に、日本語での受験が可能になりました。安全性に配慮しトレーニングによる傷害を予防しながら、スポーツパフォーマンスの向上を図るのが目的です。高度なスポーツプログラムを実施できる専門的な知識やスキルを有する人材に対し資格を認定するものです。
クライアントは主にアスリートやスポーツチームで、施設の運営や生活指導、ドーピングなどに関する教育的な業務も行うという特徴があります。CSCSは医師や研究者、パーソナルトレーナーなどが多く取得している資格です。
パーソナルトレーナーの仕事って?
ここまで、パーソナルトレーナーについての説明や主な資格などを紹介してきました。次に、パーソナルトレーナーの仕事について具体的な内容を詳しく説明していきます。
一口にパーソナルトレーナーといっても、競技、ダイエット、ボディメイクなどク利用ユーザーの目的は多種多様です。
ここでは、一般的なパーソナルトレーナーの仕事内容について、カウンセリングから食事指導に至るまでの主な流れについて説明していきます。
仕事内容
パーソナルトレーナーがトレーニングの指導をする対象は、年齢や目的などさまざまです。
そのため、初めに行うのはカウンセリングで、その内容に合うよう利用ユーザーごとのトレーニングプログラムを作成します。その際には個々の身体の状態や目的を把握したうえで、科学的な根拠に基づいた安全なプログラムを提案するのがポイントです。
カウンセリングでは、カウンセラーのスキルも求められます。コミュニケーションスキルも必要で、利用ユーザーとの信頼関係を築きながら指導を進めていくことが大切です。
運動プログラムを実施するに当たっては、利用ユーザーごとの目的に沿って専門知識を駆使してサポートします。
リハビリや加圧トレーニング、ダイエットのように、運動にはさまざまなニーズがあるため、マンツーマンで指導するパーソナルトレーナーには、いかに目的に合わせたサポートができるかが問われます。
目的を達成しようとするあまり無理なプログラムを作成すれば、クライアントもはじめは頑張っていたとしても次第に負担になってくるでしょう。プログラムを進めながら利用ユーザーの精神面にも配慮し、無理をしているようなら変更するなどの柔軟性も必要です。
独立してパーソナルトレーナーをしている場合は、ホームページやSNSでの広報活動も大切な仕事です。ほかのパーソナルトレーナーとの差別化ができるよう、得意分野についてアピールする必要があります。
流れは?
パーソナルトレーニングの主な流れを確認しておきましょう。
・カウンセリング
日常生活について、食習慣や運動の経験、既往症や怪我の経験などを聴き取ります。利用ユーザーのトレーニングの目的は何かを確認・共有し、トレーニングの大きな流れについて説明します。
・身体のチェック
現在の身体の状態を、身長・体重、体脂肪、筋肉量などを測定してチェックします。トレーニング開始時の状態を把握するために重要な流れです。新しい技術である遺伝子検査によるチェックを行うジムもあります。
・トレーニング
ウォーミングアップで体温を上げて柔軟にしたうえでトレーニングを始めます。1時間程度が1セッションになるプログラムが一般的です。内容は利用ユーザーの目的やジムによって異なりますが、ダンベルなどの器具を使った筋力トレーニングや、ゴムチューブなどを使う自重トレーニング、ランニングマシン、ピラティスなど目的に合ったトレーニングを行います。
・ケアと振り返り
トレーニングの後はストレッチでクールダウンし、利用ユーザーが訴える身体の状態に対するケアを行います。また、トレーニング内容についての振り返りによって今後の進め方についても確認します。
トレーニングが終了した後は、食事や日常生活についてきめ細やかな提案をするのもパーソナルトレーナーの大切な仕事です。
JATI-ATI認定トレーナー 首藤陸 コメント
トレーニング指導の際、気をつけていることは「カウンセリング」を重点的に行うことです。
トレーニングの休憩の際やトレーニング後の時間にしっかりと時間を作り、現状把握やストレスなどについて詳しく話を伺います。
トレーニングだけを行っていてもお客様はうまく痩せることができません。また、話が少なければ、満足度も下がってしまいます。例えば、トレーニング指導のみを行っている場合、食事管理ができていないことに気づかずに痩せない原因がわからないこともあります。
お客様に結果を出してもらうためにも、カウンセリング時間を多く作り、打ち解け合うことを重要視しています。
こんなパーソナルトレーナーもいる!
パーソナルトレーナーには、さまざまな経歴の持ち主が存在しています。
パーソナルトレーナーは、国家資格のように1つの決められた資格のみの専門職という訳ではありません。個々の経歴の中でトレーナーになろうとする必要性が生じた結果とも言えるでしょう。
ここでは、なかでもユニークな経歴を持つ個性的なパーソナルトレーナーを紹介します。これからパーソナルトレーナーを目指すという方には、特に参考になるのではないでしょうか。
見た目や個性的なキャリア
パーソナルトレーナーの資格が一つではないように、その見た目やキャリアはトレーナーごとに異なります。鍛え上げた見事な筋肉を持ち、マスメディアに紹介されるようなトレーナーも存在します。なかでも、特に個性的なトレーナーにはどのような経歴があるのかを紹介しましょう。
筋肉を鍛えているため見た目が個性的なトレーナーの場合、ボディビルの国際大会や日本大会で入賞、ボディメイクコンテストでの入賞、スポーツで大きな大会に出場していたなどの経歴を持つトレーナーもいます。
一方で、スリムなトレーナーでストレッチを取り入れた体づくりが注目されているケースもあります。
また、健康に関するセミナー講師や医師としての経歴をトレーニングに活かしているトレーナーなども個性的です。
パーソナルトレーナーの経歴だけを見ると華やかで、特別な人だけがトレーナーになれると感じるでしょう。
しかし、実際には挫折して乗り越えた経験を活かしているケースも少なくありません。過去には肥満体だったがトレーニングで理想の体型になれた過去があるなどの経験があるからこそ、利用ユーザーに対し親身になって向き合えるとも言えます。
女性も急増中
パーソナルトレーナーには男性の方が多いのが現状ですが、近年では女性も急増中です。
パーソナルトレーナーと言えば筋肉逞しい男性、というイメージがありました。しかし、ボディメイクや健康を求めるのは男性だけではありません。健康志向が高まる現代社会では、痩せていれば良いという訳ではなく、活動するための引き締まった筋肉が求められています。自らが産後太りで大幅に体重が増加しパーソナルトレーナーの指導で理想の体づくりができた、という経験をもとにパーソナルトレーナーになったというケースもあるほどです。
パーソナルトレーナーは1セッションごとに利用ユーザーが変わるという勤務形式なので、自分の都合に合わせて仕事ができます。
主婦であれば家事に支障のない時間帯に仕事をすることも可能です。また、エステティシャンや看護師などの仕事を持っている女性でも、兼業トレーナーとして好きな時間にトレーニングを行うケースも今後は増えてくるのではないでしょうか。
JATI-ATI認定トレーナー 首藤陸 コメント
実際、女性パーソナルトレーナーの人気は強く感じます。
お客様の多くは、女性です。やはり、同性の方が打ち解けやすく、異性に対して、怖さを持つことが原因だと思います。
僕は女性トレーナーに負けないほどのトークスキルと親やすさを意識して接客をしています。
・明るく話す
・笑顔で話す
・相手に話をさせるように質問する上記の内容を意識し、女性トレーナーに負けないよう努力しております。
「男性だから売れない」このように考えるのは良くありません。
男性だからこそ打ち出せる強みもあるので、自分の強みを意識し、最大限に打ち出しましょう。
人気のパーソナルトレーナーになるには
パーソナルトレーナーはマンツーマンで対応するため、利用ユーザーから指名されるなど選ばれる職種とも言えます。
ユーザーに人気のあるトレーナーほど、仕事や収入も比例して伸びるでしょう。
ユーザーからの人気を得るには、パーソナルトレーナーとしての基本的な心得を実践し続けることが大切なポイントの一つです。
トレーニング・健康などに関する専門的な知識や技術を磨いていく努力、仕事を続けていく体力、実績などが利用ユーザーからの評価につながります。
そして、ユーザーはトレーナーの人間性にも重きを置くものです。カウンセリング時には相手の話をしっかり受け止めて解決法を提案する、トレーニング時には親身になって共に取り組む、といった姿勢が相手に伝わり人気は高まることでしょう。
パーソナルトレーナーの給与って?
パーソナルトレーナーの職場や働き方はさまざまです。
パーソナルジムやフィットネスクラブに雇用される形態や、雇用ではなくパーソナルジムやフィットネスクラブと業務委託契約を締結して働く形態などがあります。
さらに、ジムなどで一定の経験を積んでから独立し、パーソナルジムを開業するという働き方も可能です。
パーソナルトレーナーの給料を主な働き方ごとの目安で見ていくと、パーソナルジムで1カ月に200時間勤務する場合は30万円程度になるのが一般的です。勤務時間が少なければこれよりも少なくなるでしょう。フィットネスクラブに雇用されている場合は時給換算に歩合が加算されるケースが多くあるため、1カ月に100時間として15~25万円程度が給料の目安です。
業務委託契約の場合は契約内容によって異なりますが、100時間で30~50万円程度になります。独立してパーソナルジムを経営する場合は100時間で40~70万円が目安ですが、あくまでも100時間のセッションが可能になった場合です。
近年ではパーソナルトレーナーが注目され市場は拡大しています。実力や人間力を高めて人気のパーソナルトレーナーとして活躍するなら、高収入を得られる可能性もある職種です。
※あくまで目安としてお考え下さい。
パーソナルトレーナーの求人は?
健康志向によりトレーニングに対するモチベーションが高まっている近年、パーソナルトレーナーへの需要も増える傾向にあると言えます。
パーソナルトレーナーの求人には、正社員だけでなくアルバイトなど短時間勤務など多くの勤務形態のものがあります。
なかには未経験でも応募できる要件の求人もあるなど、参入しやすい職種です。トレーナー未経験の場合は、営業や接客などの実務経験があるとパーソナルトレーナーに必要なコミュニケーションスキルが高いと判断されて採用されやすくなるでしょう。また、女性のパーソナルトレーナーの求人が増えていることも近年の特徴です。
最先端のAI技術が次々と開発されている現代では、ジムなどへの導入も進んでいくのではないかという予想もあります。
そのため、パーソナルトレーナーはAIとの差別化を図るためのスキルの獲得や、人とのつながりに重点を置きながら将来への設計を進めなければなりません。
マンツーマンで利用ユーザーと向き合うパーソナルトレーナーは、精神面でのサポートなどもきめ細やかに行えます。人間にしかできないことは何かを考えながら、常に科学的な根拠を基にした最新の知識や技術をアップデートしていきましょう。
パーソナルトレーナーに求められることとは
パーソナルトレーナーに指導を依頼するユーザーは、自分の目的に合う質の高いトレーニングを求めています。
ユーザーの目的といってもさまざまなので、トレーナーはカウンセリング時には丁寧に聴き取りをしなければなりません。十分にコミュニケーションで意思の疎通を図り、ニーズを汲み取ってから専門的な知識をもとにプログラムを提案します。ユーザーが思うように希望を伝えられなかった場合、目的達成に至らない可能性もあるでしょう。
ダイエットなどの栄養指導一つとっても、トレーナーの助言はユーザーの健康に影響するため、間違った情報を伝えるわけにはいきません。科学的な根拠に基づいた幅広い専門的な知識が求められます。また、怪我などへの応急処置なども身に付けて、安全なトレーニングを実施することが大切です。
ユーザーがパーソナルトレーナーに求める大きな要因として、欠かせないものに「信頼感」があります。質の高いトレーニングに加えて、相手の身になって考えアドバイスできる優れた人間性も兼ね備えているなら、信頼されるトレーナーになれます。ユーザーが求めるものを提供できるパーソナルトレーナーになれば、仕事も増えて実績を積み成長できるでしょう。
まとめ
今回はパーソナルトレーナーについてご紹介いたしました。
パーソナルトレーナーになるには決まった資格はありませんが、健康やトレーニングに関する資格を取得すると専門的な知識や技術が身に付き信頼性も高まります。マンツーマンで指導するパーソナルトレーナーには、高いコミュニケーションスキルも必要です。信頼関係を結びながら質の高いトレーニングを提供することで、人気のパーソナルトレーナーになることができるかもしれません。
「みんなのパーソナルトレーニング」はこちら
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■監修者プロフィール : 首藤陸
・日本トレーニング指導者協会認定トレーニング指導者(JATI-ATI)
・モチベーションマネージャー
・年間1,000セッション以上を担当
・ダイエットブログ1年間毎日投稿
・24hジムFC9店舗売り上げNo.1
Instagram(https://www.instagram.com/rikkun.fit/)
ダイエットブログ(https://rikkunfit.com/)